YouTube Musicの音楽アップロード中に文字化けが起きる
YouTube Musicには音楽をアップロードする機能があります。
昨今は配信、サブスクが主流の音楽業界ですが、配信されていないお手元のCDを取り込みたい方や、語学勉強中の教材CDを聴きたいという方は一定数いらっしゃるかと思います。
かくいう自分も英検一級に向けて教材をどこでも聴けるようにYouTube Musicにアップロードしました。しかし表題の通り、文字化けが起きてしまい、トラック名からアルバムにいたるまでの音楽ファイルに付随するメタデータ(MP3タグ/IDタグ)と呼ばれる情報が正しく読み込まれませんでした。
調べてみると、どうやらYoutube MusicにMP3形式の音楽ファイルをアップロードしようとすると起きるようです。
YouTube Music上でのメタデータの編集は出来ない
試したときにわかったことは、YouTubeMusicでは2022年2月現在、アップロード済みの音楽ファイルのメタデータに編集を加える方法などはないようです。
ですので、まずはアップロード済みの文字化けした音楽ファイルは削除してしまいましょう。
DL済みの音楽ファイルはMP3TAGで修正しよう
手順は以下の通りです。事前にDL済み、あるいはCDで取り込み済みの音楽ファイルを用意してください。もしこれから「Windows Media Player」等でCDを取りもうとするのであれば、この章を飛ばし、次章の手順を利用しても構いません。
- MP3TAG(https://www.mp3tag.de/en/dodownload.html)をダウンロードします。(フリーソフトです。左記URLにアクセスするとすぐDLが始まります。)
- インストール後、以下の画像のように、アップロードしたい音楽ファイルをフォルダごとMP3TAGにドラッグアンドドロップします。
- 「編集」→「すべてのファイルを選択」
- 選択されたファイルのどこかで右クリックし、「フィールドすべてを保存」をクリックすることで完了です。
上記の手順を経た後、YouTube Musicを開き、対象のフォルダをアップロードすれば、文字化けすることなく完了するはずです。
CDをお持ちの場合、Windows Media Playerで別形式で取り込もう
*前章でうまく行った方は、この章は必要ありません。
以下では、CDをこれから取り込む場合に、メタデータを正しく保持する方法を紹介します。この方法であれば、「MP3TAG」を利用することはありません。
YouTube Musicでは、mp3形式以外にもALACという形式に対応しており、そのままアップロードすることが出来ます。こちらの形式は見慣れない方が多いかもしれませんが、アップロードされてしまえば、問題なく聴くことが出来ますので心配する必要はありません。
意外と起きる取り込むファイルのチェック入れ忘れにご注意を
購入したCD音源のアップロードは違法?合法?
CDの複製やリッピングは、個人が私的に利用するのであれば、問題ありません。これは古来より「私的使用のための複製」に当たりますよね。しかし、今までクラウドに上げた経験はなかったので一応調べてみました。
クラウドは個人のアカウントに紐付いており、基本クローズドな環境です。それらの音源を外部に故意に配信することがなければ、「私的使用のための複製」に当たると考えてよさそうです。ですので、合法であるはずです。
*当方、法律の専門家では無いので、何か問題がありそうであれば、ご連絡いただけますと幸いです。
そうでもしないと、昔の有益な語学教材をアクセシブルに出来ないので、私的には非常に困ってしまいます。
語学学習者こそ利用してほしい理由
以上で、手元の音楽ファイルをストリーミングサービスのYouTube Musicから聴けるようになります。英語学習のために、様々な教材のCD音声を使ってシャドーイングや、スピーキングの練習などを行っていますが、どこでもアクセスできるようにしないと落ち着かない性格なので、同じ性分の方はぜひともお試しください。
公式問題集などはabceedなどの有能アプリでの配信もあります。
ちなみに、ちらほらTOEIC教材などは各種学習用アプリ(abceedさんなど)から配信されていますよね。公式問題集などはiPad Pro, スマホに各種DLして対策しています。
使いづらいアプリに対して、YouTube Musicを利用するのは有効な方法
英検一級の教材や、昔のCD音源付きの教材を利用する場合、スマホやタブレットでは使いづらいアプリの導入が必要になることも多いです。ほぼ全てPCからDLする方法を用意しているので、そちらからダウンロードしましょう。そして、前述した手順にて、YouTube Musicに音源をアップロードするというのが筆者オススメの学習の下準備になります。
勉強に利用する方も、純粋に音楽を楽しむ方も、良いYouTube Musicライフをお楽しみください!