【go to キャンペーン】英語的な視点から違和感を語る【goの後ろの多くはtoでは無いのです】

こんにちは、Mitsuです。

今回は、違和感を感じる日本のキャンペーンから英語を再度勉強していこうと思います。

日本はどうやら【Go To キャンペーン】なるものを開始する事になりましたね。

まず、キャンペーンがおかしいのでは?と言うことはさておき、「go to travel」というフレーズの違和感が今日の主題です。

go to + 場所 と go adverb(副詞)

実際の英会話を学び始めると、

① go to + a place (場所)

② go + adverb(副詞 + 句)

以上の、2つの「〜へ行く」という言い方を覚えると思います。

さて、① の go to + 場所の場合、「to」はどんな役割をしているのでしょうか。

この「to」はto不定詞ではなく、前置詞「〜へ」を表す「→のイメージ」を与えています。

「→のイメージ」とは?と思った方は、

【忘れてたフレーズ】put one’s mind to it 「専念する」を使って、イメージで理解する

をご覧下さい。文法をイメージで理解する解説を行っています。

ご覧になられた方は、→のイメージがついていると思いますが、あえてここでは、go to + 場所の「to + 場所」について考えます。

前置詞「to」 + 名詞(場所)という塊は、大きな括りとして「副詞句」と捉えることが出来ます。

ここで例文です。

She always goes to school at eight.:彼女はいつも朝8時に学校へ行きます。

You have to go to Lisa’s house to give the documents to her in person.:直接その書類を渡すために、リサの家に行かなければならないよ。

ここまで、覚えておいて下さい。

それでは、② の go + 副詞(副詞句)の形を考えましょう。

例文としては、

I have to go home.:家に帰らなきゃ!

I am going to go abroad during summer vacation.:夏休みの間に海外行く予定です。

He often goes there after school.:彼は放課後によくそこへ行きます。

黄色のマーカーで示した部分、全て「〜へ」という意味が「to」を使わずに含まれているのがお分かりでしょうか。

さて、①が前置詞名詞、②が副詞なわけですが、数学的に表すと以下のようになります。

     前置詞名詞 = 副詞句(副詞単体と同じ働きをする)

両方、「〜へ」を含んでいますよね。ですから、「go」にどちらを繋げても、無事に「〜へ行く」という意味になるわけです。

go to travel という字面が引き起こす違和感

先程までの説明を理解した方々は、日本のキャンペーンである「Go To トラベル」という字面の違和感を抱え始めた頃だと思います。

なぜなら「go to」の後ろに、名詞ではなく動詞の「旅行する」が来ているからです。

そこで、「to 不定詞があるじゃないか!」と声を上げたそこのあなたは、英文法をしっかり学習されている証拠です。素晴らしい!

ただし、

「to 不定詞」として解釈すると、どうだろう「旅行しに(するために)行く?(どこへ?)」となってしまわないでしょうか。

文法的な間違いは無い解釈なのですが、意味を取ろうとすると違和感を感じるでしょう。

ちなみに、英語圏での同様の言い回しの例文を紹介すると、

I feel like go and eat something sweet.:何か甘いものを食べに行きたい気分だ。

上記のように、「〜しに行く」という時は大抵、「go and 動詞」という形で表されます。

では、「to 不定詞」の出番はというと、「〜へ行く」のように明確な場所が上述した「副詞 or 副詞句」で表されている場合や、「go」が過去形に変化している場合です。

He sometimes goes to a party to meet a famous YouTuber.:彼は時々、有名なユーチューバーに会うためにパーティーに行く。

I went home to prepare for the test.:テスト対策をするために家に帰った。

go + 形容詞を使えるようになろう!

「〜へ行く」という意味の「go」は前章でお終いです。

ここからはまたイメージの話をしましょう。

     go + 形容詞(〜な状態):〜な状態になる(〜な状態へ行く)

実は、「〜へ行く」という意味から連想されるイメージを浮かべてしまえばOKです。

あとは、「go there」や「go abroad」のように、「to」を使わずに、後ろに形容詞をつけてしまえば、完璧です。

例文です。

These oranges have gone bad.:これらのミカンは腐ってしまった(悪くなった)

Something went wrong.: 何かが悪くなった(問題が起きた)

Nothing’s gonna go wrong.:何もかも上手くいくだろう(起きる問題は何も無い)

gonna = going to (口語でよく略される形)

このように、「悪い方向へ向かう(〜へ行く)」という文脈でよく使われます。

その他にも「go silent」:静かになる、や「go crazy」:狂う、といった場合に使います。

toは何でもかんでもつけない!goは一人でもやっていける!

結論はこれに尽きます。

「go to」だけを強く覚えてしまうと、そのフレーズから抜け出せず、他のパターンに間違った印象を受けてしまいます。

そうではなく、以下のように覚えましょう。

「go」:今の場所からどこか離れたところへ向かうイメージ

物理的な場所の移動の場合:「go to a party」「go abroad」

*状態の変化(移動)を表す場合:「go wrong」「go silent」「go bad」

*今の正しい状態から、離れた(悪い)状態へ向かう

それでは!