【強みを高める】ストレングスファインダー2.0を使って、自分の資質を客観的に捉えよう【才能×投資】

こんにちは、Mitsuです。

先日、ストレングスファインダー(Strengths Finder)2.0「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」というビジネス書にあたる書籍を読み、実際に診断を受ける機会がありました。この書籍の存在は、寡聞にして知らなかったのですが、読了してみてかなり面白かったので紹介します。

読後感が良い(自己肯定感を得られる)書籍

まずは率直な感想を述べさせてください。この本自体の目的によるものかもしれないですが、自分の持つ資質について、良い面に焦点を当て、説明してくれます。そのため、読後感というのでしょうか、読み終えた後に自己肯定感が高まるのを感じました。これは自分が染まりやすい性格ということもあるでしょうが、全ての資質(34種)について、肯定的な説明が書かれており、自分が持つ資質のネガティブな面に言及しているケースは限りなく少ないです。そのため、多くの人が自分を受け入れてくれる、この資質が活かされる場所が必ずあるはずだと思うでしょう。

具体的には、得意分野、才能、資質(自分が気付いているかどうかに関わらず)を読者その人ごとに教えてくれます(Webテストを受ける必要あり)。Webテストでは約40分にわたって質問に回答します。合計180問近くです。自分にとってその傾向があるかどうかを、対になる質問から、「とてもそう思う」、「そう思う」、「どちらでもない」、対になる質問側の「そう思う」、「とてもそう思う」というよくある5段階評価の質問をアレンジしたものになっています。また、決められた秒数を経過すると、迷っていたと判断し、その質問は飛ばされます。これも一つの判断材料になっているようです。

そして注意すべきはWebテストは書籍に付属した袋とじから一度きりだけ受けることができるため、中古本の価値が低いです、自分の資質を見極めたい(殆どの読者はそうでしょうが)場合、新品を買うことをオススメします。

ストレングスファインダーとは?

ストレングスファインダーとは、直訳すると、「強みを見つけるもの」ということになるわけですが、内容はそのとおりです。

強みはその人が持ちうる上位の資質5つ(才能)に投資することで得られると定義されています。

強み = 才能 × 投資

つまり、才能が低い部分に投資をしても、結果として自分の強みは、大したものにはならないという考えです。

そして5つの資質を有効に活用する仕事、環境を目指すと生産性があがるのだという。逆説的に、ネガティブな面、他人と比べて劣っている部分を補うのではなく、自分が持つ資質を最大限発揮できるように努力することが、自分を満足させる生き方、仕事に繋がるという考えです。これは長年の研究成果も載っており、実際に効果を上げているようです。ここで勘違いしてはいけないことは、ストレングスファインダーとは、自分だけがレポートの結果(自分の資質)を知ればいいというものではなく、自分が属する環境の全員が互いの資質を理解し、相互の努力により高め合う事が生産性をあげ、満足行く環境にするために重要なのです。

自分の資質は?

では、自分の結果はどんなものだったかと言うと、

  • 調和性
    • 簡単に言うと、周りの意見の衝突を避け、妥協点を見つける資質でした。
  • 学習欲
    • 言わずもがなでしょうが、学習する意欲があるということでした。何かを学ぶ過程に喜びを感じるようです。
  • 内省
    • 一人の時間を持ち、考えを巡らせるタイプという事でした。いつでも何かを考えてしまうようです。
  • 収集心
    • 物質、知識に関わらず、収集することに余念が無いというタイプです。逆に、ものを捨てられず、取っておくタイプ(断舎離できない)という事でした。しかし、それらが活躍することもあるのだとか。
  • 共感性
    • 他人の気持ちを察する力に秀でているという事でした。

でした。

資質には4つの領域がある

資質は34種類に分類されますが、それらは、4つの領域に分割されています。

  • 実行力
  • 影響力
  • 人間関係構築力
  • 戦略的思考力

以上の4つに分割されます。

そして、自分の資質は明らかに偏っていました。

実行力と影響力には微塵もステータスは振られておらず、人間関係構築力と戦略的思考力に半々ずつといったところでした。

実際に自分を客観視した時の結果と比較する

先程あげた5つの資質ですが、それぞれ本当に当たっていたと思います。

これまで生きてきて、中立の立場に立つケースが多く、自分の意見はなかなか言えず、学習欲はあるほうです。それによって、自分の専門性が足りない部分は、専門家の指示を仰ぎたくなり、責任を背負う事も苦手です。まさに実行力や影響力はまるで無いという事で、それには自覚がありました。

質問を回答していて、おおよその自己分析に間違いはありませんでした。

ただし、質問が判断を迷わせる2択であるケースが、散見されたので、もしかすると本質は少し違う可能性もあるのかもしれません。

まとめ

自分を改めて客観視したい時、心が疲れている時などは読んでみるといいかもしれません。

気持ちが楽になり、受け入れられた気分になります。ただし、それは気休めで、満足行く環境や仕事にするためには、結果から行動しなければどうにもなりません。この事実を念頭に置いて、読まれるといいと思います。(ビジネス書を読むには、当たり前の心構えかとは思いますけれど)

もし気になった方は手にとってみてはいかがでしょうか。

それでは!